酒田市は山形県の北西部に位置し、山形市・鶴岡市に次いで3番目に人口が多い。市域のほとんどを庄内平野が占めており、日本でも有数の穀倉地帯を形成している。酒田市は重要港湾である「酒田港」や、鶴岡市にまたがる「庄内空港」を有する。
北西約39キロメートルの日本海上には、山形県内で唯一の離島であり、同県の北端に位置する「飛島(とびしま)」がある。飛島は日本有数の渡り鳥の飛来地であり、年平均気温が12℃以上であるため植物も豊富だ。「飛島海づり公園」では釣りを楽しむこともできる。イカをイメージした三角形の建物の「とびしまマリンプラザ」は、島の歴史や自然に関する資料を展示する観光情報施設である。4階にある展望台からは、日本海を眺めることができる。
「本間美術館」は、庄内地方の大地主であった本間家のコレクションを展示する施設美術館である。敷地内には昭和天皇が宿泊した本館の「清遠閣」や、回遊式庭園の「鶴舞園(かくぶえん)」がある。国の重要文化財に指定されている「伊勢物語(伝民部卿局筆本)」や「市河文書」などを所蔵する。毎年2月下旬から4月上旬には、「雛祭古典人形展」が開催される。
「土門拳記念館」は、酒田市出身の世界的な写真家「土門拳」の作品(※約70,000点)を収蔵・展示する写真美術館である。日本で最初の写真美術館であり、個人の写真記念館としては世界で唯一のものだ。中庭には、イサム・ノグチの彫像が立つ。