米沢市は山形県の最南端、最上川の源である吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地に位置する、置賜地方(おきたまちほう)の中心都市である。同市は、福島県と県境を接している。上杉の城下町として栄えた。
かつて存在した「米沢城」は、伊達氏や上杉氏の居城であり、舞鶴城や松岬城とも呼ばれていた。城址は、現在では桜の名所の「松が岬公園」として整備されており、園内には上杉謙信を祀る「上杉神社」がある。隣接する「稽照殿(けいしょうでん)」は、謙信の遺品などを収蔵・展示する宝物殿である。
国の史跡に指定されている「上杉家廟所(うえすぎけびょうしょ)」は、杉木立のなかにある上杉家歴代藩主の墓所である。
山形大学工学部の前身として竣工された「旧米沢高等工業学校本館」は、ルネッサンス様式を採用した美しい木造建築物である。1973年(昭和48年)には国の重要文化財に指定された。
「米沢市上杉博物館」では、米沢藩の歴史や文化を学ぶことができる。館内には、「上杉本洛中洛外図屏風」や「上杉家文書」を所蔵する(※いずれも国宝に指定されている)。また、“生せは生る 成さねは生らぬ 何事も 生らぬは人の 生さぬ生けり”で知られる、「上杉鷹山(うえすぎようざん)」の功績を紹介する「鷹山シアター」などがある。