鶴岡

鶴岡市は山形県西北部にある庄内地方の南部に位置し、県内では山形市に次いで2番目に人口が多い。同市は、江戸時代に鶴岡藩(通称:庄内藩)の城下町として盛えた。

庄内藩主である酒井家の居城の「鶴ケ岡城」があった場所は、桜の名所の「鶴岡公園」として整備されているが、現在でも同城の外堀を見ることができる。園内にある赤い屋根の洋館は、大正天皇の即位を記念して建てられた「大宝館」だ。同館では、明治の文豪である高山樗牛(たかやまちょぎゅう)や直木賞作家の藤沢周平など、明治から昭和にかけて活躍した鶴岡市出身の先人たちの資料を展示している。

羽黒山の「三神合祭殿」は、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)の三神を祀る大社殿だ。現在の社殿は1818年(文政元年)に再建されたもの。羽黒山参道「一の坂」上り口の杉並木内には、東北地方では最古の塔であり、平将門が創建したとされる「羽黒山五重塔」がある。1966年(昭和41年)に国宝に指定された。

「致道館」は庄内藩の藩校であり、東北地方で唯一現存する藩校建築物である。表御門・聖廟・講堂などの建物と敷地は、国の史跡に指定されている。「致道博物館」は、庄内藩主である酒井家の屋敷を一般公開したもの。館内では歴史資料や民俗資料など5,350点を収蔵・展示している。敷地内には、国の重要文化財に指定されている「旧西田川郡役所」や「旧鶴岡警察署」など、貴重な建造物が移築されている。

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